ペロリスト 2019年11月27日
あるタクシー会社の社長さんが出した社内通達が 今ネットで話題だ。
その通達とは「今後、すべての書類において下記の行為を禁ずる。指先に、唾液腺と口の粘膜腺によって口腔内に分泌される澄んだ液体等を施し、湿り気を帯びた指先を利用して書類や紙幣を改頁すること。」
つまり、加齢による指先の減脂や冬季の乾燥等で指がすべり、紙類がめくれなくなっても指先をペロリもしくはペロンチョしてはいけませんというお触書だ。ペロリ及びペロンチョする人たちを総じてペロリストと呼ぶらしい。
このタクシー会社の方がこのお触書をSNSで発信したところ、絶賛されたというニュース。図書館の閲覧図書や新聞がこのペロンチョで傷んで困るし、貴重な資料がこれによりカビてしまうこともある。高齢者がしきりにペロンチョして引っ張り出したポイントカード受け取るのが憂鬱。机に配られる試験用紙が先生のペロンチョで隅が波打ってるのは耐えがたかったなどなど。なるほど。
この社長さんも、タクシー会社は接客業である以上、お客様が不快な思いをすることがないよう普段からの行動で気づいてもらいたかったからとか。
それにしても注意の仕方がユニークでペロリストもついつい素直にうなずいてしまった。
池田 2019/11/27