まさかの優勝 2020年1月29日
幕尻力士ってなんだ?2020年初場所優勝力士の名か?大相撲ファンに叱られそうだが昨日の夜まではそんなところだった。スポーツニュースが大騒ぎしていたのでようやく関心が向いた。番付の最下位の力士を幕尻と呼び、その力士が優勝するのは20年ぶりの快挙で史上3回目なんだとか。相撲と言えば横綱、大関、関脇、小結、前頭とあって、この御仁は前頭17枚目で本物のどん尻。それが15戦14勝。文句なしの優勝。「まさか!自分が勝っちゃっていいんでしょうか」「優勝は意識することなく・・・うそです!めっちゃ意識していました!」「インタビューの練習までバリバリやってました!」って会場が爆笑していた。すごいな徳勝龍。どんなことしたって横綱大関が仕切る世界であの番付表をひっくり返した。三役も三賞も未経験の徳勝龍が、今場所は優勝と殊勲賞と敢闘賞も手にした。ご両親がインタビューの中で感無量になって泣いている様子に胸が熱くなったし、お二人がどんなにか待ちわびたであろうこの日に心からの拍手を送った。
池田 2020/01/29