新型コロナウィルス抗体検出 2020年3月11日
横浜市立大学と医療研究開発機構、関東化学の研究グループが、新型コロナウィルス抗体の検出に成功したと発表された。これは画期的なこと。なぜなら検査時間の短縮と検査手法による医療担当者のリスクを回避することができるから。
従来の方法は、鼻と喉の奥にある粘液を採取するために挿入される検査具の刺激反射で、ほとんどの人が咳・くしゃみを頻発することで医療従事者の方がその飛沫を浴びるという悪循環があった。その上その検体を培養検査する時間が約6時間と、リスクが高いうえに検査時間も長かったのだ。
これからはリトマス試験紙で酸性、アルカリ性を判別するように、短時間で陽性・陰性が判別可能になる。一般病院でも検査可能になり、重症化を予防することができる。
こんな事態の中でこのように研究を続け、結果を出して希望を持たせてくれる研究者に心から敬意を表したい。
池田 2020/03/11