苦難をこえるということ 2021年2月10日
ちょうど2年前、水泳界で飛ぶ鳥を落とす勢いの池江璃花子選手が急性リンパ性白血病と公表されたときは、正直衝撃だった。もしこれが自分の娘だったら、支え切れるだろうか。
出る試合出る試合、新記録のメダルラッシュで水泳界の星だった人が、少なくともしばらくは泳ぐことはもちろんベッドの上の生活を余儀なくされるわけで、それだけでも想像を絶するのに、翌年に迫ってきた東京オリンピックの出場が叶わないのは明白な事実。こんな娘をどうやって落ち着かせて治療に専念させることが出来るか、今考えてみるだけでも足が震える。
そんな大病を一年後には乗り切って退院、その後も服薬しながらリハビリ。そこからまだ一年足らずでこの日曜日に、自身の自己ベストにコンマ何秒と迫るタイムを打ち出した。
若くて美しいうえにとんでもない精神力。オリンピックがこんな事態でまさかの延期。出場だって夢じゃない!この子を支えるだなんておこがましいったらありゃしない!
池田 2021/02/10