冬の空の醍醐味 2022年1月12日
寒い寒いと首をすくめてばかりいると、見ることが出来ないのが冬の星座。今南の空には冬の大三角形が煌めきながらダイナミックに浮かんでいる。夜空で一番明るいシリウスと、オリオン座の赤い星ペテルギウスを結んだ線の真ん中から東(左)方面に正三角形のかたちを求めて視線を移すとちゃんとそこにいるのがこいぬ座のプロキオン。夜歩きの楽しみの一つ。このシリウスからプロキオンをつないで時計回りにふたご座のポルックス、ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバラン、オリオン座のリゲルをつなぐと冬の大六角形、別名「冬のダイヤモンド」が現れる。オリオン座とシリウスくらいしか知らなかった私が、いまや毎晩の星空チェックが楽しみになっている。来月の下旬にはオリオン座のペテルギウス、おうし座のアルデバラン、火星と赤い星ばかりが一直線に並びだす。これもまた楽しみなのだ。寒い寒いと言ってないで温かいダウンでも羽織って冬の星座を見てみよう。
池田 2022/01/12