ロシア排斥の動き 2022年3月9日
世界中がロシア制裁に動く中、IPCはパラリンピック参加予定のロシア選手団とベラルーシ選手団を直前で参加不可とした。それに続いてロシア政府と関係が深い芸術家や文化人に対しても世界から締め出す動きが急速に広がっている。 ロシア人指揮者のゲルギエフは欧米での指揮活動が相次いでキャンセル、ミュンヘンフィル首席指揮者のポストも失った。この夏英国のロイヤル・オペラハウスで公演予定だったボリショイバレエがその招聘を中止された。国際映画祭や音楽コンテストまでその文化的制裁は強くなるばかりだ。そもそも文化人や芸術家が世界から分断されることはかなり深刻な事態。ロシアに多種な制裁を加えて戦争を中止させるべきと単純に考えていたが、この深刻な分断に戸惑うばかりだ。そもそも芸術は人々の分断を解消し、心をつなぐもののはずと言う記事が目に焼き付いて残像を残す。
池田 2022/03/09