在位70年の英国女王陛下が逝く 2022年9月14日
日本は126代明仁天皇のご発案で、終身天皇から生前退位が認められるようになって、ご本人は上皇となられ、そのご長男が127代徳仁天皇としてそのお立場を引き継がれた。英国にはこのような考えはなく、あくまでも終身制度。
すでにお聞き及びの通り、その在位期間は70年にも及ぶものだった。その長い在位期間中には、そもそも王室の存在意義を問われたり、在位中に起こった大きなスキャンダルやメンバーの王室離脱などにより国をあげて批判にさらされたりもした。女王陛下自身はとてもまじめで献身的な性格だったため苦にされるご様子はなかったということだが、日本の上皇様のように後年、安寧な日々の中に身を置かれることが出来たらどんなに良かっただろうかと想いを馳せるばかりだ。
池田 2022/09/14