連日まるで想像の世界でしかありえないような活躍を、私たちの肉眼に刻んでくれる大谷翔平という人物の信じられない偉大さに、ただただ首を振るばかりだ。これほどまでに期待を一身に受けてもなお、実に淡々と打席に立ち、淡々と打ち、淡々と出塁する。
　こんなに完璧な選手を世界中の人が今まで見たことは無い。今日のネットニュースで世界のロレックスから契約料10億ドルでアンバサダーの打診があったが、日本メーカーのグランドセイコーとの契約を理由にきっぱりと断ったとあった。このあたりがただものじゃないと言われる所以であろう。私利私欲に走らず、成績に一喜一憂せず、ただひたすらに一人の野球人として邁進する姿は神々しいばかりだ。来季から二刀流として復活も見えている。世界中が固唾をのんで見守る大谷翔平という人のこれからの姿が目の前にはっきりと見えてきている。