家庭内暴力・虐待 2019年2月13日
耳をふさぎたいような事件ばかりがこうも続くと、なにか子供たちに悪い影響が出ないかと心配になる。そんな中、とうとう今度は小学生の女児が母親の首を包丁で切りつけるという事件が起きた。連日の報道で面白半分に自分もやってみたなんて言う類のものとは思えない。なぜかと言えば母親とは小さな子供にとって命綱のようなものだからだ。
家庭環境も状況もわからないままでは簡単に推論できないが、どんな状況であったとしてもやったことはやったこととして受け入れさせ、償わせる。何かの原因があってこの行為に及んだのだとすればその原因で彼女が受けた心の傷の手当ても忘れてはならない。
そしてその間、そばを離れず見守り続けしっかり更生させてやることが、社会の責任だと思う。
未成熟な大人たちが家庭を持ち、社会ともうまくかかわれないまま、そのストレスを弱い子供に向ける。こんな子供たちを早期に発見し救護することができるのが成熟した社会なのだと思う。これを遠巻きにして限られた家庭にだけ起こる悲劇だなどと片づけてしまうことは許されない。
池田 2019/2/13