介抱者有罪 2019年6月12日
ネットで気になるニュースを見つけた。表題の通り、急性アルコール中毒の大学生を介抱した、飲み会には出席していない介抱役の8人と会場に残っていた三年生4人が、保護責任者遺棄致死罪で有罪となったというもの。介抱もせず会場から帰った三年生4人と、二年生の残り二人については立件見送りとなった。
急性アルコール中毒の様相を呈していたので介抱組は三年生に相談した。三年生は、救急車を呼ぶような事態になれば、四年生の先輩の就職に悪い影響を与えるかもしれないと言われ、救急車を呼べなかったと。これが、急性アルコール中毒を疑ったのに通報しなかったのは保護者遺棄致死罪に当たるということらしい。確かに誰にも忖度しないで救急車を呼んでいれば仲間は死なないで済んだかもしれない。これで泥酔した人を介抱しない風潮ができないように願う。その前に学生に任せっぱなしの学校は立件されないのか。
池田 2019/6/12