金星に生命の証拠 2020年9月23日
2020年5月まで宵の明星として楽しんだ金星が、この7・8月頃から明けの明星として早朝の空に帰ってきた。冬の早朝散歩の醍醐味として空を見上げる楽しさとなる。時々細い三日月とコラボするときには絵本のようなシーンが展開する。これもまた明星ウォッチャーとしてはたまらない楽しみだ。肉眼では見えないけれどこの金星という星はお月さまのように満ち欠けをする。月と違うのはその大きさの変化。観測資料で見て見ると最少と最大値はおおよそ3倍くらいの差があるように見える。
宵の明星は丸からおおきな細い三日月型に。明けの明星は反対に大きな三日月型から小振りな丸になる。目では見えないから想像しながら見上げるのも楽しみなことだ。
ところで、そんな金星の大気中に生命起源の可能性がある特徴的な成分を検出したと京都産業大と米国・英国などの合同チームが英国の科学誌に論文を発表した。
金星に生命が存在する確実な証拠ではないものの、ほかの化学反応では説明がつかないのだとか。未知の反応か生命による可能性が考えられるそうだ。眺める明けの明星も楽しみだけど、なんだかワクワクしてきた。
池田 2020/09/23