児童相談所 2020年11月26日
実は先日、夜ウォーキングの時に歩いていた通りで、子供の泣き声が聞こえてきて足を止めた。声を潜めて忍び泣きのような声。どこで泣いてるんだろうとキョロキョロしていたら、通りの反対側のマンション3階の外階段に5歳くらいの薄着の男の子が座ってた。寒いのだろう薄手のシャツを座ってる膝の上にすっぽりかぶせてそのまま膝を抱えて泣いている。すぐそこにあるドアから締め出されたのだろうけど、そこは吹きさらしの階段。児童虐待を見て見ぬ振りしないでという「189(いちはやく)」のCMを毎朝ラジオで聞いていたのでマンションの前に移動して迷わず電話した。住所とマンション名と3階で5歳くらいの男児が薄着で締め出されて泣いていると通報したら、いきなり命の危険はありそうですか?と聞かれた。続けて命の危険がありそうなら、こちらでは対応できないのですぐ警察に通報してくださいと。まだ生きていて泣いていますが、このまま一晩放置されたら命の危険は十分にあると思うし、家の中に入れてもらえても殴る蹴るされたら命の危険はあるとも思われますが、それは私が確認するんですかと思わず返した。別に無責任な対応とは思わない。虐待件数が年々上がってきて今や年間19万件もあるのだと先日ニュースになっていたし、24時間対応なんて所詮人員不足でできないのだろうから。ただ命がけで助けてほしいと願っている子を、救い出せない社会であってはならないよね絶対に。
池田 2020/11/26