人類史上初の人口減少 2021年8月25日
国連は2100年には世界の人口が109億人になると予想していたが、実は2064年に97億人がピークであとは減少化にあると米国ワシントン大学が驚きの発表をした。
この発表によると、2050年には世界の77%の国で人口減少が始まり、現在人口14.1億人の中国が2100年には7.3億人に半減すると予想されている。またこの時点で中国と同じように人口半減すると想定されている国が日本を含めた23か国。
その原因は、女性教育が世界的に進み、女性の社会進出が加速されたことによる出生率の低下ということとされる。日本でも少子化が叫ばれて久しい。確かに高学歴女子は増加して社会貢献度も上がってきた。しかし現実は結婚して出産しても子供を預かってくれる機関が足りない。働きながら子育てができる支援制度が確立されていない、結果、子の不調などがあると肩身の狭い思いをするなどを直視すると、子供を産むのを躊躇してしまうこととなる。国が人口増への長期的戦略を立てずに国民にだけ「産んでくれ」と言ってもそれは所詮むりなこと。国は本気で、人口減でも持続成長できる社会に制度全体を転換していかなければならない。もう人口が増え続けるなんて言うのは夢物語でしかないのだから。
池田 2021/08/25