認め合う平和な世界に 2022年3月23日
1905年(明治38)日露戦争後、ポーツマス条約で北緯50度以南の南樺太は日本の領土となった。多数の日本人が入植し、1941年には40万人超となっていた。
ところが1945年8月9日にロシアが日ソ中立条約を一方的に破棄し、満州に一斉侵攻。その2日後の8月11日には樺太へ侵攻と日本も、今のウクライナと同じ状況下にあった。
本土へ避難する三隻の船を爆撃し、1,700人もの犠牲者を出すに至った。これは現代のウクライナの人道回廊攻撃に当たる。今の時代に70年余の昔の手法で侵略を諮ることが、結局ロシアの平安を揺るがすもとになることを世界中が懸念している。
天皇陛下がある学会で21日発表された「国や地域の境界を越えた相互理解が進み、社会がつながり、人々がお互いを認め合う、平和な世界につながってほしい」のお言葉が今の全人類の願いだと思う。
池田 2022/03/23