家族で北海道の東部を旅してきた。この季節なら紅葉がいいだろうの気分は早い段階で打ち砕かれた。この夏の猛暑で紅葉時期は遅れて未だに青葉繁る状況。それでも羅臼港からのホエールウォッチングは快晴で気温が高く、たくさんのマッコウクジラと遭遇できたし、船と並走しながら存分にその大きな泳ぎを見せてくれた。気候も関東と大きな変化なく震えることもなかったが翌日の月曜日は全道で暴風雨。それはそれは見事などしゃ降りだった。こんな時は大人しくしているに限る。次の日の屈斜路湖カヌーが早朝出発だったので心配していたらカヌーガイドさんから電話があり、雨風の影響が残ってるので一時間遅らせましょうとのこと。流石にプロだけあって天候は読み通り。屈斜路湖が源流の釧路川を音もなく下る。途中でコーヒータイムしながら、このまま120km下って太平洋まで行きたいねとつぶやいたら、家族とガイド２名の全員が頷いてくれた。いつまでもこの豊かな自然が守られますようにと願う。