ニューヨークにそびえ立つ二つのワールドトレードセンターにハイジャックされた旅客機が次々と突入し、あの巨大なビルが焼失倒壊する何とも惨い映像が瞼の裏に今でも蘇る。今日はその日から22年目。クレイブが創業した次の年だからひと昔前の話になる。
　どんな大きな事故や事件も時の流れで薄れていくものだけど、こんなに驚愕したことは無かったから今でも記憶が鮮明に残る。被害に遭われた方たちのご家族にとってはこの強烈な記憶をきっと持て余していることだろうと察するに余りある。22年後の今、相変わらず懲りずに戦火は続いている。何と学びのない人類であろうか。かたや世界中で気候の大変動。大規模森林火災や大洪水が続けざまに発生している。何を優先すべきかは誰の目にも明らかではないのか。

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