何回目のノーベル賞? 2018年10月10日
京都大学の本庶特別教授がノーベル生理学・医学賞が決定して、日本の技術革新にスポットが当たった。がん治療に革命をもたらしたと評されている。まだ高価ではあるが実際に治療薬として製薬会社から発売されていて、画期的な治療効果を上げている。この研究に10年20年とかかっていると聞くと、これを後押しする仕組みを作り上げていくことが大切だなと実感する。IPS細胞の山中教授もノーベル賞受賞後に、研究員の生活が成り立たないと記者会見で発言されていた。結果が出るまでの長い期間を安心して研究に打ち込めるようなサポートが必須だと。中山教授ご自身も資金集めに奔走しているのだとか。それでいいのか日本。
複合的に衰退がちな日本が、これからも世界をリードしていくためには、この技術革新に関する研究への積極的な経済援助・環境的援助を推進する時ではないのか。
日本人のがまん強さ、根気良さ、丁寧さは世界に誇れる人的資源だと思う。その資源を有効活用して世界をリードする本物の強国にならなければ。(2018/10/10 池田)