一昔前の転職は　「リスクはあってもメリットはなし」と言われていた。人間関係や能力評価に満足が得られず転職をすると、それまでのキャリアは消滅し、一から積み上げていかなければならなかったからだ。当然給与は新人レベルに落とされるので、ほとんどの場合転職はリスクでしかなかった。
　しかし、このところの労働市場の人手不足を背景に幅広い業種で賃金が上昇した。2023年に転職した人のうち、35％が賃金が10％以上高まったらしい。
およそ3人に1人が転職で年収が増えた計算になる。
業種ではＩＴエンジニア（情報技術）が多かったが、事務系専門職や営業職でも転職割合は過去最多となったようだ。ここ数年のコロナ禍の中、労働賃金が爆上がりの米国でアルバイトしながらリッチな生活をしているという若者たちがフューチャーされていたのも記憶に新しい。
一度しかない人生、怖がらずにチャレンジできることは素晴らしい事だと思う。

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