先週の春分の日、1995年3月20日早朝に発生したカルト集団オウム真理教による地下鉄サリン事件からちょうど30年という事で、ニュース報道や各局が特別番組を組んで放送していた。事件当日ＴＶを付けると東京の地下鉄駅付近の路上に緊急車両に囲まれて、広げられたシートに、たくさんの被害者たちが横たわるシーンが映し出されて、なにかとてつもない大事件が起きた事を十分に知らしめるものだった。14人が死亡し、6,000人以上が負傷したこの地下鉄サリン事件は、日本国内にとどまらず、世界中を震撼させた。事件から30年、このオウム真理教の後継団体は現在も東京都足立区を拠点にして「アレフ」として活動している。
一方で、この事件の遺族らはこの事件が風化して、事件を知らない若者たちをカルトから守れなくなることを懸念している。知らないということはとても危険なのだと知っている私たちが伝えなければならないと改めて思う。

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